住宅を購入する際、頭金がなくても住宅ローンを組むことができます。
頭金を入れると借入額は減り、住宅購入後の負担は軽くなりますが、多く入れすぎると手元の資金が減ってしまい、いざというときに支障が出ることになります。
ここでは、頭金がない場合のメリットや知っておきたい注意点など解説します。
住宅購入時の頭金とは?頭金なしでも購入できる?
頭金とは、分割払いなどをする際、最初に支払うある程度のまとまった自己資金をいい、物件価格の一部に充当します。
頭金を入れず借入金のみで住宅ローンを組む、フルローンも可能ですが、その分住宅ローンの債務は大きくなるため、注意が必要です。
かつての高金利時代は、頭金を多くして住宅ローンの借入額を減らすことで、金利を大きく抑えられるメリットがありました。
しかし、昨今の低金利下においては頭金が少なくてもそれほど大きな金利はかからないため、頭金を重視することは少なくなってきています。
住宅ローンを頭金なしで組む場合のメリット
●住宅購入のタイミングを逃がさない
頭金が貯まるまで待たなくて良いので、希望の住宅が見つかったときにすぐ購入できます。
●手元に現金を残せる
頭金として自己資金すべてを使ってしまうより、手元資金に余裕を持つことによって、急な出費にも対応でき、柔軟に家計のやりくりができるでしょう。
●早い時期から返済をスタートできる
住宅ローンの完済時期を定年時に合わせるなら、スタートは早い方が月の負担額も少ないため、無理なく返済できます。
また、賃貸物件に入居している場合、長くなるほど家賃の負担があります。
●住宅ローン控除を最大限活用できる
住宅ローン控除は、毎年年末時点のローン残高をもとに計算するため、残高が多い方が控除額も大きくなります。
住宅ローンを頭金なしで組む場合のデメリット
●住宅ローン審査にとおりにくい
住宅ローンの審査では、「頭金なしで住宅購入=資金の余力がない」と捉えられがちで、審査が厳しくなることが予想されます。
希望借入額が高いほど満額で借りられない可能性も高くなるでしょう。
また、金融機関によっては、頭金を用意することで金利の優遇を受けられるケースもあるため、頭金なしの場合は金利が高い傾向にあります。
●返済額が増える
当然のことですが、頭金がないということはその分ローンの借入金が増えることを意味します。
利息や毎月の返済額も高くなるため、総返済額も大きくなります。
●金利変動リスクがある
借入時は低金利でも、将来的には金利が上がる可能性があります。
借入額が大きいほど金利変動による影響を受けやすいため、高金利下ではさらに負担が大きいことを知っておきましょう。
●住宅を売却してもローンを完済できないことがある
通常、住宅ローンを組んで家を購入すると、その物件には抵当権が設定されます。
家を売る際はローンを完済し、抵当権を外してからでないと売却することはできません。
まとめ
頭金がない場合、購入後に家計への負担が大きい状態が続くことになります。
住宅ローンを借り入れる際はしっかりとシミュレーションし、無理のない返済計画を立てましょう。
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