結婚するカップルの3組に1組が離婚をするほど、現代は離婚率が上昇しています。
離婚を考えたときに、持ち家など所有する不動産がある場合は、どのように手続きを進めていけばいいのでしょうか。
今回は、離婚で不動産の売却を考える人に任意売却について解説します。
離婚で不動産の任意売却をするときのメリットとデメリットは?
離婚を考える夫婦に持ち家がある場合、どちらかが家に住み続けるか、売却して手放すかを選択しなければなりません。
住宅ローンの残る不動産を売却する際には金融機関の許可が必要となり、それを任意売却といいます。
離婚するときに任意売却を行うメリットを見ていきましょう。
競売よりも有利に売却できる
任意売却をしないまま滞納が続くと物件は競売にかけられ、その際は市場の8割以下の価格での売却になります。
競売になると関係者が物件に立ち入るので、近所の目が気になりプライバシーの点からも気苦労が多くなります。
任意売却なら不動産会社の仲介での売却となるので、比較的高値で売却でき、プライバシーが守られるのがメリットです。
離婚後の不動産トラブルを回避できる
夫婦のどちらかが持ち家に住み続ける場合、離婚後は一人で多額のローンを返済することになります。
そのためローンの支払いが負担になったり、家の権利関係や財産分与で揉めごとに発展したりするケースが実際によく見られます。
離婚後に火種を残さない意味でも、家とローン関係を清算したほうが心機一転で新しい暮らしに集中できるでしょう。
次に任意売却のデメリットについても見ていきます。
必ず売れるわけではない
物件が売れなかったり想定より安い価格になったりする可能性は考慮しておきましょう。
ローン滞納が信用情報に記載される
任意売却を行うとローン滞納者とみなされるため、一定期間新たなローンが組めず、クレジットカードも作れなくなります。
離婚で不動産の任意売却をするときのタイミングは?
では、離婚で任意売却をする時期はいつごろがいいのでしょうか。
離婚後に相手とあまり関わりを持ちたくないなら、離婚前に任意売却をして不動産と住宅ローンをきれいさっぱり清算するのがおすすめです。
任意売却は手続きが煩雑で書面のやりとりが大変なので、離婚後に行うのは負担が大きいでしょう。
一方で離婚後に相手と連絡をとるのが苦痛ではなく、時間をかけて家を高値で売りたい希望がある場合は、離婚後に任意売却をするのもひとつの方法です。
離婚で不動産の任意売却をするときの注意点は?
任意売却での注意点は、家が売却できたからローンが完済できるとは限らないことです。
ローンの残債は夫婦二人で話し合い、離婚後も返済をしなくてはなりません。
売却が済んで離婚をすれば終わりではなく、ローンを完済するまで離婚後も協力していく必要があるので、気をつけるといいでしょう。
まとめ
今回は離婚を考えるときの任意売却について解説しました。
離婚では住宅ローンの残債が負担になりやすく、滞納が続くと家が競売にかけられたり自己破産に陥ったりするケースもあるので注意しましょう。
離婚前に不動産関係を清算したい人は、今回の記事を参考にしてください。
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